東京浅草の亀十、東京上野のうさぎや、東京東十条の草月が東京の三大どら焼きと言われています。
夫が「どら焼きと言えばうさぎや」となんとなく思っていたこともあり、どら焼きが食べたくなったらいつもうさぎ屋のどら焼きを食べていましたが、近所にあるなかなか購入できないお店である清寿軒のどら焼きを食べる機会があって、「これは美味しい!うさぎやよりこっちの方が美味しい!」と大絶賛。
そこからどら焼きにハマって、人気のお店はチェックするようになりましたが、やっぱり一番美味しいと思うのは清寿軒のどら焼きなので、ぜひ興味を持ってもらいたいので今回は清寿軒のどら焼きについて語ろうと思います。
江戸時代に創業したお店 清寿軒
1861年(文久元年)に日本橋堀江町(現在小舟町)に創業。
町民が多く暮らしていた当時の人形町は、市がたちよく賑わっていたそうで、その町の中で清寿軒は町民に親しまれていたそうです。
現在どら焼きを焼くのは7代目店主日向野政治さん。
140年以上に渡り受け継がれた伝統の味を変えずに守るのではなく、現代に合わせながら美味しいどら焼きを作り続けているそうです。
例えば、「戦後は砂糖が不足していたので甘いお菓子が人気でしたが、最近は甘さを控えめにしている」とのこと。
今何を求められているのかを常に考えて、日々の研究を怠らないその姿勢が、そのままどら焼きの美味しさに直結しているのでしょう。
お店に入ると奥でどら焼きを焼いている7代目がいて、お客さんの顔をこっそり?見ています。
どんな様子で、どんな顔で買い物をしているのかチェックされているのがいつも印象的です。
入手困難な人形町・清寿軒のどら焼き

小判ですが結構ボリュームたっぷりです。一般的などら焼きのサイズで、小判です。
結構お腹いっぱいになります。
写真でもわかるように粒あんがぎっしり!
楕円のように細長く焼いた生地に餡をグッと挟み込むスタイルなせいか、大判と食べ比べると少し皮が圧縮されている感があります。
今まで食べてきたどら焼きと見た目が違うから、手土産にもインパクトが出て良いかもなんて思っていたら、みんな同じことを考えるのか、小判焼きがすぐ売り切れてしまいます。
うさぎ屋の皮と同じで表面がサラッっとしていて、もっちりふわふわ。ほのかに香るのは純度100%の蜂蜜です。水飴が入った蜂蜜ではないせいか優しい甘みで、甘すぎるのが苦手な私たちにはちょうど良いです。
粒あんが甘さ控えめなので、どら焼きを食べ終わった後おせんべいを食べたくならないところも良い!笑

ボリューム的には小判どら焼きの方がちょうど良いですが、やっぱりこっちの見た目の方が好きです。
持つと結構ずっしりしていて、テンション上がります笑
大判は夫婦で一個を分け合って食べることが多いです。大判どら焼きを1人1個食べた日は、夕食を軽めにします笑
入手困難な清寿軒のどら焼きを買うために知っておくこと
清寿軒の前には常に「どら焼きは売り切れ」という看板が立っている

- 近くを通ったから
- 今日はどら焼きを食べたい気分だから
- 平日できっと手に入りやすそうだから
そんな軽い気持ちでお店に行くと、いつも「どら焼き 売り切れ」の看板が出迎えてくれます。
食べたいと思っているのに、いつもいつも「売り切れ」の看板が立っているので、いつお店に行けば買えるのか本当に疑問でした。

清寿軒のどら焼きは予約が必須だった
しばらくずっと、何かの用事で外出する度に清寿軒の前を通るようになった私たち夫婦は、やっと「どら焼き 売り切れ」の看板が出ていないタイミングに遭遇することができたので、この機にお店の人にいつお店に来ればどら焼きが買いやすいのかを質問してみました。
すると、「どら焼きはほぼ予約分で無くなってしまう」とのことで、予約することを推奨されていました。ただ、予約分も電話した日や翌日に予約できるとは限らないです。
12月になったばかりの頃にお店で質問した時には、「年内は予約がいっぱいなので、来年の予約になります」と言われたので、時期的なものかもしれませんが結構先の予約になる可能性もありそうです。
予約せずに購入するには時間が重要
お店の人に聞いたところ、1日に数回訪れる焼き上がりのタイミングは特に決まっておらず、なんとなくの時間もわかりません。
予約はしたくない派の夫は、用事があるたびにお店の前を通り情報集を行い、ある程度焼き上がりのタイミングを推測することにしました笑
- 13時30分頃
- 15時頃
どら焼きが食べたくなったらこの時間にお店に行って、売り切れていたら諦めることにしました。どうしてもどら焼きが食べたかったら、そのまま三越まで足を伸ばしてデパ地下にあるどら焼きを購入します笑
終わりに
清寿軒のどら焼きを食べながら夫とよく話をするのが、8代目の存在についてです。
「現在どら焼きを焼いているのが7代目なので、この先お店を継ぐ8代目はもういるのかなぁ?」と気になっています。
ずっと続いてほしいお店ですからね、8代目の未来の店主さんへ無事受け継がれることを祈りながら、私たちはお店の前を通るたびにどら焼きの看板が「どら焼きが売り切れ」になっていないか確認する日々を送ります。
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