プロポーズされて結婚することにしたけど、いくら必要かわからないと悩んでいませんか?
もしくは、貯金が少なくて結婚に不安があるなどの悩みを抱えていませんか?
こんにちは、お金の教養ゼミ・講師のもふるです。
結婚費用に関して、何かしらの悩みを持っているあなたへ、結婚が決まったらどんな所でどのぐらいお金が必要になるのかをお話します。
お金がないのであれば、どこを削るべきかなどもお話しますので、ご参考ください。
それでは、まいりましょう!
1.結婚の流れ
下記が、結婚が決まった後の基本的な流れです。
- 親に挨拶
- 両家顔合わせ
- 結納
- 結婚式
- 新婚旅行
- 引っ越し
上記のことそれぞれにお金がかかってくるので、相場を知り、自分たちの貯金から予算を決めていく必要があります。
これから、順馬に詳細をお話しますね。
2.婚約
婚約するには、親への挨拶をした後、婚約するためにやることが3つあります。
①.婚約指輪
相場:20万~40万円
【婚約指輪は、給与の3か月分】言われていた時期もありますが、それはもう一昔前の話ですよ。
見た目で決めようとすると、大抵「思ってたより結構高かった」と予想外の出費になりかねません。
指輪を購入する時は必ず、事前に決めた予算内で購入できる指輪の中から検討してくださいね。
②.結納・会場費
また、その金品のことをいうニャ
- 結納金
- 結納返し
の2つです。
- 結納金の相場:100万円
- 結納返し:半分返し
- 会場選び
- 結納品(9品目)
- 受書
- 家族書
など準備をしなくてはいけません。
忙しい人のために、必要な物一式揃ったパッケージ商品もあるので、インターネットやデパートをチェックしてくださいね。
③.両家顔合わせ・会場費
相場:1万円前後
両家の顔合わせは、食事の席で行います。
- 食事会の費用
- 交通費
- 宿泊費(宿泊費)
などの費用がかかりますよ。
顔合わせの食事会の費用は、両家で折半するのが一般的ですが、最近はふたりが両家の分を負担するケースが増えています。
負担をどうするかを先に決めて、二人で負担する場合はあらかじめ「食事代は、こちらで負担します」など一言伝えておくと、当日の進行がスムーズになりますよ。
■婚約関連の節約ポイント
近年、「婚約指輪はもらえると嬉しいけど、お金がかかるからなくても良い」という堅実的な考えを持つ女性が増えているので、彼女の強い要望がないのであれば、婚約指輪は購入しなくても良いです。
結納も同じで、「堅苦しい挨拶を苦手だから、顔合わせの食事会だけで良い」いう親が増えているので、実際に結納をするカップルは今は少ないのです。
両家にこだわりが無ければ、婚約に関しては顔合わせの食事だけで十分です。
3.結婚式
結婚費用で一番費用が掛かります。
どんな風にしたいのかイメージを、はっきりさせておきたいところです。
①.挙式・披露宴費用
相場:300万円
結婚式には、大きく分けて3つのスタイルがあります。
- キリスト教式
- 神前式
- 人前式
- 飲食代
- 衣裳代
- 挙式料
- 会場の装飾
- ヘアメイク
- 司会者
- プロジェクター使用料
- 写真代
などの費用があり、全体で300万円は掛かります。
特に女性は一生に一度の思い出と考え、「お金を惜しみたくない!」という人もいますが、2人の結婚資金がどれぐらい用意できるのかも事前に把握していないといけません。
イメージを膨らませるためと言って、あまり考えずにブライダルフェアに行くと、会場の雰囲気の良さに圧倒され、いつの間にか契約書にサインしていたという人も少なくありません。
契約した後で不足を見つけてプランのランクアップをしたら、『全体の金額が50万円以上も上がった!』なんて失敗談がいっぱいあるニャ
ブライダルフェアに行くことは、悪いことではありませんが、予算がはっきりしてから行くのが基本ですよ。
②.結婚指輪
相場:10万~20万
結婚指輪は、10万円台で販売されているものも多く、デザインも豊富にあります。
購入時の注意ですが、保証をつけているお店より、基本的に保証を付けていないお店の方が安いです。
支出を抑えるために、保証なしのお店で買いたくなってしまいますが、保証がないと、できあがった指輪のサイズが合わずサイズ直しする場合に、追加料金を請求されてしまうので注意が必要です。
*私が実際に結婚指輪を購入した体験談も織り交ぜた内容になっています。
■結婚式関連の節約ポイント
- 式の規模
- 挙式スタイルを人前式にする
の2つです。
式の規模は小さければ小さいほど、料理などにかかる金額が少なくてすみます。
親族だけで執り行うのが、一番費用を抑えられます。
「どうしても友達に祝福されたい」という希望があるのであれば、人前式がよいですね。
アットホームな雰囲気で、できるだけオプションを組まず、手作りできる物は手作りすると、費用を抑えることができますよ。
▼結婚式をやらないというのも選択の1つ
「お金が勿体ないから」という理由で、結婚式をやらないカップルも増えてきています。
実は私もその1人です。
結婚式やウェディングドレスに興味がなく、両親もあまり私の花嫁姿に興味がなかったので、式をせず浮いたお金を使って、20日間のイタリア新婚旅行しました。
- ミラノ
- ヴェネツィア
- フィレンツェ
- ローマ
の街をゆっくりと観光することができました。
結婚してしばらく経ちますが、結婚式を挙げれ良かったという後悔はありません。
「式は挙げないけど、ウェディングドレス姿の写真を撮った」という人もいるので、こういった選択もあるということだけ、覚えておいてくださいね。
4.新婚旅行
相場:50万~70万円
結婚式や披露宴にかかる費用の他に、新婚旅行も50万円近く準備するとなると、結構な金額の貯金が必要になってくるのがわかると思います。
国内なら10万円でも十分だと思いますが、海外に行きたいとおもうなら最低20万円は用意してください。
20万円あれば、グアムには行けます。
ハワイに行くなら30万円は必要ですね。
ヨーロッパの方に行きたいなら最低50万円以上の用意しないといけません。
滞在日数にもよりますが、70万~80万円あったほうが、十分楽しむことができます。
5.新生活
結婚といえば、結婚式の次に浮かび上がるのは、新居ではないでしょうか。
新居に引っ越すためには、どのぐらいのお金が必要になってくるのか、調べていく必要があります。
①.引っ越し
賃貸契約費用の相場:賃料の半年分
- 敷金
- 礼金
- 前家賃
- 保険料
- 仲介手数料
などがあります。
これらを合わせると、だいたい賃料の半年分になるのが一般的です。
▼部屋探しに必要なのは、賃料相場の把握
部屋を探すときに一番大切なのは、【どこに住むか】です。
- 実家が近い所がいい
- 会社が近い所がいい
- 両方の中間地点がいい
など希望は色々あると思います。
しかし、路線が同じでも駅が3.4つ離れるだけで、賃料に5万円以上差が出たりするので、賃料の相場の把握も十分に行ってください。
5万の差があったら、年間で60万円の差になり、10年後には、その差は600万円と膨れ上がっています。
部屋は、一度決めるとすぐに引っ越すことができないので、慎重に決めてくださいね。
不動産サイトでは、路線から各駅周辺の賃料相場を調べることができるので活用してください。
条件と賃料相場をみて、住み続けるのに問題のない所を見つけられることがベストですね。
②.家電・家具
相場:80万円
どちらかが一人暮らしをしていたのなら、使える物はそのまま使えばもっと費用は抑えることができますね。
それでも、意外と必要になってくるものが出てくるので、先に家電を買い揃えたほうがよいですよ。
インテリアは、必要最低限にとどめて、少しずつ買い足した方が堅実な選択です。
■新生活関連の節約ポイント
- 賃料相場の低い地域の物件を選ぶ
- 1LDKではなく1Kの部屋にする
- 引っ越し業者は使わず、親や友人に協力を得る
- 家具は新品ではなく、フリマなど中古を購入する
などがあります。
実際に、27.8㎡の1Kに2人で生活しているカップルもたくさんいるので、最初は、広めの1Kに住み、貯金を貯め子供を産んだら、また引っ越すという順序がよいと思います。
もしくは、賃貸契約をする時に支払う初期費用は、高額になるのは仕方がないことなので、どうしても厳しければ引っ越しを先延ばしにするというのも1つの選択肢です。
6.まとめ
結婚準備に必要な費用についてお話してきました。
相場が高めでも、削れる部分が多いので、「お金がないから結婚できない!」と不安にならなくても大丈夫だということがわかりますね。
お金の話というのは、パートナーと話し合いしにくかったり、揉めたりすることもあります。
しかし、今後の生活にも大きく影響してくるので、しっかり結婚費用はいくらまでにするのかを決めてくださいね。