子供が熱を出した!こんなときどうすれば良いかわからないとお悩みでしょうか?
もしくは、熱がでて嘔吐したり、発疹が出ていてどうしようと困っていませんか?
子供が熱を出したら心配ですよね。
熱が下がらないときの対処方法や、お医者さまから処方された薬が効かないなど悩みはつきません。
また、熱のせいで食欲がなく何を食べさせて良いかわからなかったり、会社にお勤めのお母さんなら、子供が熱を出したから会社を休まなくてはいけないときのメールの送り方なども悩むところですね。
ここでは、子供の発熱や嘔吐、発疹についての対処方法を食事や会社への連絡の仕方と併せてご紹介します。
子供が熱を出した時の対処方法
- 40度の熱がでた
- 熱が下がらない
- 上がったり下がったり
- 熱がでてるときに鼻血が出た
などお子さんによっては様々な症状があります。
ここでは良くある悩みをQ&A形式でご紹介します。
子供の熱が40度と高すぎで心配です。何をしてあげるのが一番良いのでしょうか
何故かというと、子供の方が大人よりも高い熱を出しやすいからです。
また、熱が高い=重い病気ではありません。高熱でも水分が取れていたり、おしっこが出ているような問題ありません。

子供の熱が解熱剤を使っても下がりません。病院を変えたほうが良いのでしょうか
子供には熱を強力に下げる解熱剤が処方されない方が普通ですので問題ありません。
また、急激に熱が上がりやすい子供には解熱剤は効きにくいのです。
むしろ、強力な解熱剤は子供には危険です。
穏やかに効く解熱剤を使用すれば、熱は下がりきらなくても少し下がるので、本人にはかなり楽になります。
子供の熱が上がったり下がったりです。病院には行きましたがはっきりとした原因がわからず不安です。
1週間上がったり下がったりするなら、風邪ではない可能性が高いです。
咳がとまらないようであれば、肺炎や気管炎の可能性もあるので大きな病院で受診することをオススメします。
熱が収まらない状況で鼻血がでました。耳鼻科に行けば良いのか、小児科に行けば良いのかわかりません。
小さいうちは寝ている間に鼻血を出すことは良くあることなので、鼻血に関しては様子を見ましょう。
ただし、毎日続けて鼻血がでるようであれば、耳鼻科の受診をしたほうが良いでしょう。
子供の体全身に赤い発疹が出ました。風邪ではない重い病気なのか不安です。
- 突発性発疹
- 麻疹(はしか)
- 水疱瘡(みずぼうそう)
まず発疹が出た場合は、上記の感染症の可能性が高いので早めにお医者さまの診察を受けましょう。
解熱剤と抗生物質の役割を正しく理解しよう
病院に行くと熱があれば解熱剤や抗生物質を処方されることが一般的です。
しかし、正しい知識を持たないと薬を飲んでいるのにどうして聞かないんだと慌ててしまいます。
ここでは、解熱剤と抗生物質の役割を正しく理解しましょう。
解熱剤は39℃を越える場合でも辛そうでなければ使う必要はない
病気が重くなるのを防ぐという理由で解熱剤は使用はしません。
解熱剤の役割はそうではありません。
多くのウイルスや細菌は熱に弱いので、人間の体が高い熱を出して、ウイルスや細菌と戦っています。
熱を出しているというのは、そういったウイルスなどと戦っている証拠なので、解熱剤を使って邪魔をしてはいけません。
しかし、ずっと戦い続けるのも疲れてしまうので、そういった時に解熱剤で少し熱を下げると、水分を取れたりゆっくり休むことができます。
つまり、解熱剤の本来の目的は、少しでも楽になるように使うものです。
処方されたからといって必ず飲ませるのではなく、様子を見て薬を飲ませてあげましょう。
風邪には抗生物質が良いの?実は抗生物質はウイルスには効果がない
多くの人が抗生物質は風邪を治す薬だと思っていますが、抗生物質は風邪直すための薬ではありまん。
風邪の原因になる病原体は、大きく分けてウイルスと細菌の2種類があります。
ちなみに抗生物質は細菌にしか効果がありません。
しかし、風邪の原因の90%はウイルスですので、残りの10%の細菌にしか効果のない抗生物質は実はあまり頼りになりません。
ただ、細菌をやっつけて自分の力で風邪を治す環境づくりをするために、抗生物質は処方されるのです。
そのため、抗生物質を飲んだから風邪が治るのではなく、抗生物質は治すための補助役と考えておきましょう。
子供には熱を出しやすい時期がある
子供は生まれてくるときに、お母さんから沢山の免疫グロブリンを貰っています。
この免疫グロブリンに感染から、子供は守られています。
しかし、お母さんから貰った免疫グロブリンは生後5~6カ月少なくなり、自分の力で免疫グロブリンを作らないといけなくなってきます。
この免疫グロブリンが少なくなる時期が、最も熱を出しやす時期なのです。
そのため、熱が出るたびに慌てる必要はありません。
熱がどれくらい出たら病院に行ってる?
(A子 1歳の娘)
でも私の場合、頻繁に熱を出すので39℃台でも
- しばらく続かない
- 機嫌が良い
- 食欲がある
のような場合は、病院には行かず様子をみます。
熱は体の病原体をやっつけるために上がるので、解熱剤などは使わないようにしています。
熱が出たらすぐ病院に行くとなると、頻繁に病院に行かなくてはいけません。
また、子供に解熱剤や抗生物質を処方される度に飲ませることになるので、あまりオススメはしません。
病院に早く行ったほうが良い場合というのは、
- ぐったりしている
- 食欲がない
- 青い顔をしている
- 水分を取れていない
などの場合です。
食欲がないときはリンゴのすり下しが良い
食欲がない時はリンゴをすり下ろしてあげましょう。
リンゴは殆ど水分でできています。食欲がなくなったときは、水分も不足がちですので、リンゴで水分を補いましょう。
また、リンゴには糖分も多いので、食欲がない時も抵抗なく口にすることができます。
すり下したリンゴに相性の良いハチミツ
すり下したリンゴと一緒に食べると良い物が、はちみつです。
はちみつリンゴというジュースもあるくらいなので、一般的に好まれる組み合わせですね。
ハチミツは、咳がとまらないという子供に効果があります。
風邪をひいた子供に市販のリンゴジュースは意味がない
「どれも同じでしょ」と、風邪をひいて熱を出している子供に市販のジュースを飲ませるのはオススメできません。
市販のジュースは、商品化される過程で栄養は壊れてしまっているからです。
特に濃縮還元タイプは、ただの糖分でしかありません。
果物のリンゴをそのまますり下すことで、栄養を壊さずに摂取させることができるのです。
八百屋さんに行けばリンゴは安く買うことができるますし、食欲がないときは少しでも栄養のあるものを口にしたほうが良いので、すり下したリンゴを飲ませてあげましょう。
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お勤めママの一番の悩みは、会社へ休む連絡をすること
毎回父親ではなく母親のあなたが、病院に連れて行くから会社を休みますか?
皆はどうしてるんだろう?と思うものですが、一般的に男性は会社を休むことはできないので、やはり女性である母親が会社を休むことが多いです。
ただ、会社によっては快く「お大事に」と言ってくれる上司と、「またか・・」と嫌そうな顔をする上司のどちらかに分かれます。
会社を休みにくい人は、実母か病児保育で対応する
子供をなかなか義母にお願いできる人は少ないです。
ですので、家が近いのであれば、義母ではなく実母に協力をお願いしましょう。
実母の都合の悪い時以外は、仕事に行くなど臨機応変にすることで、休みを取る時の上司の反応も良くなります。
実母に頼れないときは最後の手段として病児保育を利用する
今は子供が熱を出したときに代わりに対応してくれる病児保育というものがあります。
非営利団体のNPOの病児保育もありますので、自分の家の近くや会社の近くにある病児保育をチェックしてみましょう。
インフルエンザや水疱瘡などでも面倒を見てくれるところもあります。
- 入会金 2万円
- 月会費 6,800円~8,300円
(子供の年齢と利用頻度によって変動する)
まとめ
小さい子供だと熱が出やすい時期の可能性もあります。
病院に行っても、たいてい解熱剤と抗生物質を処方されます。
しかし、熱があるけど元気な様子であれば、薬を使用する必要はありません。
できるだけ、治癒能力を信用し、邪魔をしないようにだけ意識しましょう。